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ブルーライトカットは本当に必要なのか?

  • 執筆者の写真: SHINICHIRO YAMAMOTO
    SHINICHIRO YAMAMOTO
  • 22 時間前
  • 読了時間: 4分


前回の記事Chat GTPに聞いてみた...で検索キーワードにあったブルーライトカットについて書きたいと思います。



そもそもブルーライトカットとは、眩しさの原因の一つである短波長の光をカットするというものになります。


光はざっくり7色で構成されていて赤(遠赤外線)→紫(紫外線)へと色のグラデーションになっています。よく例えられるのが虹です。


そこで紫外線カットというものは昔からカットされていたんですが、その次に波長の短い青色光(通称ブルーライト)はカットされていなかったんですね。


でも近年のスマホの普及と共にブルーライトもカットした方がいいんじゃない?ということになったんです。ブルーライトはスマホやPC、特にアップル製品から多く出ていると当時は言われており、そこにいち早く目をつけたのがレンズメーカーです。


早速ブルーライトもカットできるコーティングを施したレンズを開発し、眼鏡小売店に訴求を開始したのですが中々浸透せず。「まぁ、なんかよく分かんないからちょっと様子を観ましょう」という眼鏡業界を尻目にいち早くビジネスチャンスを見出したのが大手のメガネ安売り店。


大々的なCMが功を奏し世の中はあれよあれよという間にブルーライトカット一色。


様子見をしていた小売店もお客様の方からブルーライトの指名買いで来られるもんだから、こりゃ単価も上がって良いわいということでどんどんと加速度的に広がっていき、ブルーライトカットのレンズも様々な種類ものが誕生しました。


眼鏡店だけでなく、雑貨屋さんなんかでただの黄色レンズでブルーライトカットなどというUVカットすら怪しい眉唾商品まで出回る始末。



そんな猫も杓子もブルーライトなそんな折、2021年の日本眼科医会から「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」が発表されました。


意見データ↓



内容を抜粋すると以下のようなことが書かれています。


①デジタル端末の液晶画面から発せられるブルーライトは、曇天や窓越しの自然光よりも

少なく*1、網膜に障害を生じることはないレベルであり、いたずらにブルーライトを恐れ

る必要はないと報告されています*2。


②小児にとって太陽光は、心身の発育に好影響を与えるものです。なかでも十分な太陽光

を浴びない場合、小児の近視進行のリスクが高まります*3。ブルーライトカット眼鏡の装

用は、ブルーライトの曝露自体よりも有害である可能性が否定できません*4。


③最新の米国一流科学誌に掲載されたランダム化比較試験では、ブルーライトカット眼鏡

には眼精疲労を軽減する効果が全くないと報告されています*5。


④体内時計を考慮した場合、就寝前ならともかく、日中にブルーライトカット眼鏡をあえ

て装用する有用性は根拠に欠けます。産業衛生分野では、日中の仕事は窓ぎわの明るい環

境下で行うことが奨められています


全文は上記リンク先にてご覧ください。



というわけで、この意見発表以来一気に風向きが変わった感もあり、今では「ブルーライトカット?あんなもん入れない方がいいですよ」というメガネ屋さんも増えたと思います。


でもね、これって眩しさをカットしてくれるのは事実なんです。まぁ、体感ではよくわかんない程度、ほんのちょっとですけどね。


だからサングラスほどの効果を求めるのはナンセンスです。


という訳で、ブルーライトカットメガネの大まかな流れと本当の効果について簡単に書いてみました。



え?うちですか?


うちはブルーライトの青色反射の色がファッション的に如何なのということで、割と早めの段階でお勧めしてませんでしたw


あとね、当時「PC作業で目が疲れるんでブルーライトカットメガネが欲しいんですけど」と言って来られた方のほとんどがブルーライト入れなくても近用度数を処方したら改善されてたので、あと作業中の姿勢かな。そういうことです。


奇しくも電子カルテを筆頭にPC作業の拡張とスマホの復旧による生活環境の変化が、ブルーライトという仮想敵とうまくシンクロして爆発的な経済効果を生んだということです。


まぁ、このように書くと大手安売りメガネ店を悪く言っている様に聞こえるかもしれませんが、これによって伊達メガネの一歩目を踏み出すきっかけになったという方も多いんではないでしょうか。


個人的には良くも悪くも広告(CM)広く告げて見込み客を増やすという事だと思っているので、このムーブメントを生み出した大手安売りメガネ店はがメガネ業界に与えた経済効果は多大なるものだと思っています。



因みに、そうは言っても「透明でちょっとでもブルーライトをカットして眩しさをとってほしい、しかも青い反射がなくて」という方は今HOYAからクリアカットレンズというものも出ています。


どこでも取り扱っているような代物ではないので気になる方はポテトにお気軽にご相談ください。



 
 
 

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