メガネを一生モノにするためのメンテナンス
- SHINICHIRO YAMAMOTO

- 3 日前
- 読了時間: 3分

「道具」から「相棒」へ。愛用の眼鏡を一生モノにする、プロ直伝のセルフケア術
眼鏡は、視力を補うだけの「道具」ではありません。毎日を共に過ごし、あなたの表情の一部となる「相棒」です。
せっかく気に入って手に入れた眼鏡なら、5年、10年と長く愛用していただきたい。
今回は、私たちポテトめガネが考える、眼鏡を「一生モノ」に変えるためのメンテナンスの極意をお伝えします。
1. 毎晩10秒のルーティン:お湯はNG?正しい「洗い方」
眼鏡の劣化の最大の原因は、実は日々蓄積する「皮脂」と「汗」です。これらを放置すると、メタルの錆びやアセテート(プラスチック)の白濁を招きます。
水洗いが基本 お湯は厳禁です。レンズのコーティングやフレームの歪みの原因になります。必ず常温の水で流してください。
中性洗剤を一滴 汚れがひどい時は、台所用の中性洗剤を指先につけ、優しく撫でるように洗います。石鹸やハンドソープはアルカリ性・酸性のものが多く、レンズを傷めるので避けてください。 注意点:界面活性剤等の観点で中性洗剤を疑問視する見方もあります。できればメガネシャンプーがお勧めです。
最後は「水分を残さない」 タオルやティッシュで優しく水気を吸い取った後、清潔なメガネ拭きで仕上げます。ネジの部分に水分が残ると錆びの原因になるため、念入りに。注意点:タオルで強く擦るのは傷の原因なのでNG、優しく叩くように水気を取りましょう。
2. 「SOS」のサインを見逃さない
眼鏡は使っているうちに、必ず「緩み」や「歪み」が生じます。以下のサインがあれば、それはメンテナンスの合図です。
ネジの緩み:テンプル(つる)の開閉が軽くなりすぎたり、硬くなり過ぎたら要注意。汗などがネジの隙間に入り込み緩みどめのようになったりする事があります。開閉が固くなったメガネフレームを店頭の超音波洗浄機に掛けるとネジを緩めなくとも開閉が柔らかくなります。これはネジの隙間の皮脂塊が取れるのでそのような現象が起きます。
フレームの白濁:アセテート素材がカサついてきたら、乾燥のサイン。プロによる「バフ研磨」で見違えるほど輝きが戻ります。アセテートは汗を吸い込みます。そして長年蓄積された皮脂が表に浮き上がってきたのが白化現象だといわれています。汗や皮脂が染み込む前に毎日の水洗いで改善が見込めます。
鼻パッドの変色:透明だったパッドが黄色くなってきたら、交換のタイミングです。パットは白化しないものの黄変はします。最近は樹脂からチタンパッドに交換される方も増えています。
3. プロに頼るべき「領域」
ご自身でのケアには限界があります。半年に一度は、ぜひ店頭へお持ちください。
特に、私たちが今後さらに力を入れていくチタン(メタル)フレームは、非常に高い耐久性を誇りますが、その性能を維持するにはプロによる微調整が欠かせません。
「修理」は新しい命を吹き込む作業 私たちは単に直すだけでなく、使い込まれた眼鏡の「経年変化」を「味」として活かしつつ、快適な掛け心地を再構築します。それが、ビスポークやハンドメイドに携わる私たちのプライドです。
眼鏡を育てる楽しみ
傷がついたり、少し色が変化したり。それは、あなたと一緒に過ごした時間の証でもあります。
手入れをしながら長く使うことは、今の時代において最高にクールな選択です。
あなたの「相棒」の調子はいかがですか?少しでも気になることがあれば、いつでもポテトめガネへご相談ください。






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